2016.10.07 Friday
● USJのハロウィーンイベント ヒットの原動力は「人の意見を聞きすぎない」? 〈AERA〉|dot.ドット
「ハロウィーン・ホラー・ナイト」総合プロデューサーさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

というわけで、9月9日(金)〜11月6日(日)の期間に開催されているUSJの「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の総合プロデューサー:津野庄一郎氏のインタビュー記事が掲載されています。
津野氏といえば、2016年9月21日(水)にNHKで放送された探検バクモン「大躍進のテーマパーク」にも登場。
こちらの番組内でも、「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の企画・製作に関する舞台裏を語っていました。

なぜ何千万もの人がテーマパークに向かうのか?USJのスタントやゾンビ、初公開映像で秘密に迫る。
今回のインビュー記事を読むと、探検バクモンで語っていた内容とかぶる箇所もありますが、企画を進める上でのポリシーなど、より細かい点についても触れられています。
また、「ハロウィーン・ホラー・ナイト」という企画が生まれた背景、企画を詰める際に海外スタッフに日本人好みを分かってもらうためにどうしたのか、など興味深い内容も語っています。
テーマパークにおける企画立案について興味ある人は要チェック!(・∀・)
■USJが進める「ハロウィン = ホラー」は、長期戦略的にはマイナスに?
記事でも触れているように、USJは「ハロウィン = ホラー」というコンセプトを年々強化してきました。

年々ホラー色を強めるUSJのハロウィン。
ハロウィン期間の入園者数を大幅に増やすことに成功したのは確かですが、その一方でひずみや課題も見えてきたように感じます。
個人的に感じている例をあげると、
・パークのキャパを超えても人を入れ続ける運営体制。
・(急激な入園者増に伴う)レストラン・トイレの不足。
・ホラー表現のインフレ化。
昨年より過激に!怖く!を続けていくといずれ破綻する。
・「USJのハロウィン = 怖い」というイメージがファミリー層の敬遠材料に。
・年々過激さを増すゲストのホラー仮装。
人を不快にさせるような仮装もノーチェック状態。
などなど。
ホラー色を強めることでハロウィン時期の入園者数を積み上げてきたUSJですが、このままの状態で運営を続けると、遅かれ早かれいずれかのタイミングで、楽しさと怖さのバランスが崩れるのでは?と感じています。
■東京ディズニーリゾートは「ハロウィーン = 明るく楽しい」を全面に
日本にハロウィーンを広めた立役者といっても過言ではない東京ディズニーリゾート。
1997年よりスタートした「ディズニー・ハロウィーン」は、10月31日にのみ開催された1日限定のイベントでした。
「ディズニー・ハロウィーン」が始まった当初は、どこまで「怖さ」を表現するのか、東京ディズニーリゾートも手探り状態だったように思えます。
そして、秋のスペシャルイベントとして定着化した近年は、東京ディズニーランドでは「明るく楽しいハロウィーン」を全面に押しだし、メインターゲットであるファミリー層も安心して楽しめる内容になっています。
また、東京ディズニーシーでも「明るく楽しいハロウィーン」基本にしつつ、ほんの少しだけ「ミステリアス」を加える程度で、こちらもファミリー層でも安心して楽しめるハロウィーンイベントになっています。

「明るく楽しいハロウィーン」を全面に押し出し、ファミリー層でも安心して楽しめるディズニー・ハロウィーン。
くしくも東西の巨大テーマパークで、「明るく楽しいハロウィーン」 VS 「ホラー」という図式が出来上がりました。
遊びにいくゲストにとっては、好みの方へ行ける訳で、選択肢の多様化はある意味歓迎です。
一方、パーク運営側の視点に立てば、「明るく楽しいハロウィーン」 と 「ホラー」のどちらのコンセプトが、より大きなパイを見込めるのかの選択になってきます。
メインターゲットがファミリー層という大前提であれば、どちらがより大きなパイなのかは。。。ゲスト側よりパーク運営側の方が重々分かっていると思います。
twitterでも書きましたが、「入園者数はすごい多いけど、売り上げは低い」のと「入園者数はそこそこだけど、売り上げは高い」では、どちらがより健全なパークなのかは。。。分かりますよね。
こっちがTDRでこっちはUSJと言うつもりはありません。
ってか、詳しいデータがないので分かんないし(・∀・)
ただ、テーマパーク業界ウオッチャーとしては、この秋にも予定されているUSJの株式再上場で、これまでのある意味、我が道をイケイケドンドンで進んでいたパーク運営が、株主の顔色をうかがいながらのパーク運営になるのかが、スゲー興味あります(゚∀゚)
● USJ運営会社、再上場を検討 資金調達狙う:朝日新聞デジタル

また、USJはユニバーサル社の直運営(正確にはユニバーサル映画を傘下に置く米国コムキャスト)になったことで、映画など海外コンテンツの使用のハードルが下がった(?)と思うのですが、そういった疑問点も株式の再上場で株主にオープンにされていくことと思います。
個人的にUSJに望むのは、TDRで言うところのイクスピアリである「ユニバーサル・シティウォーク大阪」を買収するか、仲直りするかしてパークの利便性をあげてほしい。
「ユニバーサル・シティウォーク大阪」でご飯を食べられるのが嫌だから、USJは再入園不可。ってのは、健全なパーク環境じゃないと思う。
ってか、なんで「ユニバーサル・シティウォーク大阪」をUSJと関係のない別会社運営にしたのか。
USJ開園当初の第三セクターによる運営の弊害。。。(ノ∀`) アチャー
「ハロウィーン・ホラー・ナイト」総合プロデューサーさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
というわけで、9月9日(金)〜11月6日(日)の期間に開催されているUSJの「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の総合プロデューサー:津野庄一郎氏のインタビュー記事が掲載されています。
津野氏といえば、2016年9月21日(水)にNHKで放送された探検バクモン「大躍進のテーマパーク」にも登場。
こちらの番組内でも、「ハロウィーン・ホラー・ナイト」の企画・製作に関する舞台裏を語っていました。

なぜ何千万もの人がテーマパークに向かうのか?USJのスタントやゾンビ、初公開映像で秘密に迫る。
今回のインビュー記事を読むと、探検バクモンで語っていた内容とかぶる箇所もありますが、企画を進める上でのポリシーなど、より細かい点についても触れられています。
また、「ハロウィーン・ホラー・ナイト」という企画が生まれた背景、企画を詰める際に海外スタッフに日本人好みを分かってもらうためにどうしたのか、など興味深い内容も語っています。
テーマパークにおける企画立案について興味ある人は要チェック!(・∀・)
■USJが進める「ハロウィン = ホラー」は、長期戦略的にはマイナスに?
ハロウィーン・ホラー・ナイトのスタートは11年。発案は、USJの業績をV字回復させたことで知られるマーケターで執行役員の森岡毅さん(43)だ。「USJのターゲットはファミリー層」という原則に縛られてご法度だったホラーを導入。7万人程度の集客で赤字だったハロウィーンイベントに40万人を集めて、大成功をおさめた。「ホラーはウケる」。そう確信した森岡さんが、仕事や子育てに追われる20〜40代の女性たちのストレス発散のためのさらなるホラーコンテンツ制作役に抜擢したのが、津野さんだ。
記事でも触れているように、USJは「ハロウィン = ホラー」というコンセプトを年々強化してきました。
年々ホラー色を強めるUSJのハロウィン。
ハロウィン期間の入園者数を大幅に増やすことに成功したのは確かですが、その一方でひずみや課題も見えてきたように感じます。
個人的に感じている例をあげると、
・パークのキャパを超えても人を入れ続ける運営体制。
・(急激な入園者増に伴う)レストラン・トイレの不足。
・ホラー表現のインフレ化。
昨年より過激に!怖く!を続けていくといずれ破綻する。
・「USJのハロウィン = 怖い」というイメージがファミリー層の敬遠材料に。
・年々過激さを増すゲストのホラー仮装。
人を不快にさせるような仮装もノーチェック状態。
などなど。
ホラー色を強めることでハロウィン時期の入園者数を積み上げてきたUSJですが、このままの状態で運営を続けると、遅かれ早かれいずれかのタイミングで、楽しさと怖さのバランスが崩れるのでは?と感じています。
■東京ディズニーリゾートは「ハロウィーン = 明るく楽しい」を全面に
日本にハロウィーンを広めた立役者といっても過言ではない東京ディズニーリゾート。
1997年よりスタートした「ディズニー・ハロウィーン」は、10月31日にのみ開催された1日限定のイベントでした。
「ディズニー・ハロウィーン」が始まった当初は、どこまで「怖さ」を表現するのか、東京ディズニーリゾートも手探り状態だったように思えます。
そして、秋のスペシャルイベントとして定着化した近年は、東京ディズニーランドでは「明るく楽しいハロウィーン」を全面に押しだし、メインターゲットであるファミリー層も安心して楽しめる内容になっています。
また、東京ディズニーシーでも「明るく楽しいハロウィーン」基本にしつつ、ほんの少しだけ「ミステリアス」を加える程度で、こちらもファミリー層でも安心して楽しめるハロウィーンイベントになっています。

「明るく楽しいハロウィーン」を全面に押し出し、ファミリー層でも安心して楽しめるディズニー・ハロウィーン。
くしくも東西の巨大テーマパークで、「明るく楽しいハロウィーン」 VS 「ホラー」という図式が出来上がりました。
遊びにいくゲストにとっては、好みの方へ行ける訳で、選択肢の多様化はある意味歓迎です。
一方、パーク運営側の視点に立てば、「明るく楽しいハロウィーン」 と 「ホラー」のどちらのコンセプトが、より大きなパイを見込めるのかの選択になってきます。
メインターゲットがファミリー層という大前提であれば、どちらがより大きなパイなのかは。。。ゲスト側よりパーク運営側の方が重々分かっていると思います。
twitterでも書きましたが、「入園者数はすごい多いけど、売り上げは低い」のと「入園者数はそこそこだけど、売り上げは高い」では、どちらがより健全なパークなのかは。。。分かりますよね。
こっちがTDRでこっちはUSJと言うつもりはありません。
ってか、詳しいデータがないので分かんないし(・∀・)
ただ、テーマパーク業界ウオッチャーとしては、この秋にも予定されているUSJの株式再上場で、これまでのある意味、我が道をイケイケドンドンで進んでいたパーク運営が、株主の顔色をうかがいながらのパーク運営になるのかが、スゲー興味あります(゚∀゚)
● USJ運営会社、再上場を検討 資金調達狙う:朝日新聞デジタル
また、USJはユニバーサル社の直運営(正確にはユニバーサル映画を傘下に置く米国コムキャスト)になったことで、映画など海外コンテンツの使用のハードルが下がった(?)と思うのですが、そういった疑問点も株式の再上場で株主にオープンにされていくことと思います。
個人的にUSJに望むのは、TDRで言うところのイクスピアリである「ユニバーサル・シティウォーク大阪」を買収するか、仲直りするかしてパークの利便性をあげてほしい。
「ユニバーサル・シティウォーク大阪」でご飯を食べられるのが嫌だから、USJは再入園不可。ってのは、健全なパーク環境じゃないと思う。
ってか、なんで「ユニバーサル・シティウォーク大阪」をUSJと関係のない別会社運営にしたのか。
USJ開園当初の第三セクターによる運営の弊害。。。(ノ∀`) アチャー
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